忍び寄る狂気が恐ろしい。スティーブン・キングの「シャイニング(上)(下)」

シャイニング〈上〉 (文春文庫)シャイニング〈下〉 (文春文庫)

劇作家のジャック・トランスは冬の間、
「オーバールック・ホテル」の管理人の職を得る。

創作活動のために静かな環境が欲しかったジャック。
家族を連れてオーバールック・ホテルに移住するが、
そこは冬は外界と遮断されてしまう上、
かつての管理人が家族を惨殺した上自殺した、
いわくつきの呪われたホテルだった。

超能力「シャイニング」を持つ
ジャックの息子ダニーは
家族がホテルに移住することについて
危機感を募らせていくのだが・・・。

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あけましておめでとうございます。

年始早々Amazonプライムビデオで
なぜか「シャイニング」を観ていたら、
原作が気になったので
Kindleで落としました。

原書にチャレンジしたい気持ちもあったのですが、
キング先生は難しいと評判だったので、翻訳版で。

そしたらこれが面白い!
一度読み始めたら、
最後まで止まらなくなる面白さでした。

原作と映画と見比べると、
この二つは全く別物と考えた方がよさそうです。

映画ではジャックは
あっさり狂気に陥ってしまっている感じですが、
原作では徐々に狂気に陥っていく様子が描かれています。

雪で閉じ込められる前は、
息子を愛するよき父親だったのが、
雪に閉じ込められ、
徐々に忍び寄る狂気とともに、
家族の歯車が狂っていきます。

これが実にリアルで怖い。

特に、ラストシーンで
ある人物にも狂気が忍び寄ったシーンは、
読んでいてぞっとしました。

ダニーの見えない友達トニーも、
映画では指人形のような感じでしたが、
原作ではダニーにだけ見える幽霊のような感じです。

ダニーとハローランが持つ
「シャイニング(かがやき)」という能力も、
映画ではあまり出てきませんでしたが、
原作ではばんばん出てきます。
と言うより、タイトルロールですから
これが一番重要なんでしょうね。

映画ではダニーがいかにジャックから逃げるか、
脱出パニック映画のような感じがしましたが、
原作では最後までジャックから逃げず、
幼い身ながら見事に立ち向かいます。

クライマックスではダニーがどうなるのか気になって、
ページをめくる手が止まりませんでした。

このダニーが成長したらどうなるのかな~と思ってたら、
こんな続編が出てたんですね↓。

ドクター・スリープ 上ドクター・スリープ 下

ダニーのその後は気になるので、
機会があったら読んでみようと思います。

気になる翻訳版の違和感ですが、
これはあまり感じませんでした。

ちゃんとジョークの部分も訳されてるし、
翻訳者さん、いい仕事してます。

いずれ原書にもチャレンジしたいです。

↓Kindle版はこちら。

電子版なのに、
なぜ上下巻まとめてくれないんだ・・・。

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