「スネイプは猫なで声で話しているのではない?」
と題しまして、
今回はスネイプの初授業のシーンからです。
興味のある方は続きをどうぞ。
スネイプは猫なで声で話す?
と言うわけでまずは翻訳から。
ハリーたちが初めて
スネイプの魔法薬学の授業を受けるシーンです。
「ああ、さよう」猫なで声だ。「ハリー・ポッター。われらが新しい―――スターだね]
「ハリー・ポッターと賢者の石」携帯版202ページより引用
この、「猫なで声」という言い方がちょっと気になりました。
念のためWeblio辞典で見てみると、猫なで声とは
「優しげで媚を含んだ声の様子を指す表現。」
となっています。
スネイプはハリーに媚びているわけではないので、
ちょっと原文と読み比べてみることにしました。
この部分、原書ではこうなってます
‘Ah, yes,’he said softly, ‘Harry Potter. Our new-celebrity.’
「Harry Potter and the Philosopher’s Stone」UK版146ページより引用
「猫なで声」に当たる部分は he said softly。
つまり、「柔らかな声で言った」となってます。
こんな感じで訳してみました
「ああ、さよう」スネイプは柔らかな声で言った。ハリー・ポッター。われらが新しいーーースターだね」
ハリー・ポッターでハリーに度々辛く当たるスネイプ先生。
柔らかな声で話しておいて、
ネチネチと意地悪をする陰険な感じが伝わってきますね(^^;