YL2.5-3.5 5,209語
Marvin Redpostは9歳。
家族の中で自分だけが
青い瞳に赤い髪をしていることから、
「もしや自分はこの家の子供じゃないのかも」
と思うように。
そんな時にShampoonの王様が、
生まれた時にさらわれた王子を探してると言うからさあ大変!
行方不明の王子はMarvinと同じく
青い瞳に赤い髪で、9歳のはずだからだ。
Marvinは悩んだ挙げ句、
一緒に住んでいる「両親」に
「真実」を伝えようとするが・・・。
以前ご紹介したMarvin Redpostシリーズ1巻です。
再読したので改めてこちらでご紹介しました。
このMarvin Redpostシリーズは、
タドキストさん(英語多読をする人をこう呼びます)の間でも、
評価が高いシリーズなのですが、
最初ストーリーを読んだ時はあまりピンと来ず、
ずっと読まずにいました。
なんと言うか、
「Marvin君、思い込み強すぎ!」
と思ってしまって(^^;
でも、そこはルイス・サッカー。
自分はShampoonの王子かも?
でも、そうなると今一緒に住んでいる両親は?
と、真剣に思い悩むMarvinの心情を、
YL2のやさしい英語で色鮮やかに描いてくれます。
Marvinが思い悩んだ上に出した決断はもちろんですが、
ちょっとどきりとさせるラストも心憎いです。
そして、何よりもMarvinの家族が魅力的。
特に息子の話を決して笑い飛ばさず、
最後まで付き合うMarvinの両親には脱帽です。
この家族はシリーズ中で、
いじめなどの問題にも取り組んでいきますが、
その解決方法や家族の絆に心が温かくなります。
是非、巻数順に読んでほしいシリーズです。
↓Kindle版はこちら